Report…2009

2009-04-25
この週末は鎌倉Outsidein の定期教室ですがこちらで刺繍教室にご参加2年目の方々が
どんどん腕を上げられもっと沢山作りたいとお教室と並行して色々なキットに挑戦していらっしゃいます。
何人かがシュバルム刺繍に挑戦してみたい!とおっしゃるのであまり大きくなくそして作品としても使えそうなものを・・
ということでドロンワークを組んでサンプルを起こしてみました。
珍しく作成過程を画像に納めましたので解説付きでご紹介します。
中央をマークして4目ずつのしつけを
入れたら図案を書き写します。
コーラルステッチ、ブランケット
ステッチ、サテンステッチ等で模様の
ガイドラインに沿って刺していきます。
ドロンワークの位置を決めて
生地の繊維を1本ずつコーナーまで
抜いていきます。
コーナーで抜いてきた糸を綺麗に
折り返し処理していきます。
処理ができて生地の繊維に
なじませすっきりした図です。
三つ折りに仕上げますので繊維の数を
数えて不要な部分を切りそろえます。
 
コーナーを額縁仕上げに
三つ折りにしヘムかがりをします。
またシュバルムの方はハートの中を
3本おきに1本織り糸をカットして
おきます。
ドロンワークの間4目に
ヘリンボーンステッチを施します。
またコーナーにかがり模様を入れます。
 


ハートの中の織り糸を等間隔で抜いたところをかがっていきます。
またハート上部のチュウリップ模様の中はアジュールを用いてかがり
透かし模様にします。
これで出来上がりです。ハーダンガーやドロンワークだけですと直線だけのステッチになりますが
シュバルムは図案を写して曲線を描きますから仕上がりは優しいイメージになります。
技術的には決して簡単とは言えませんが1つ1つの作業を丁寧に仕上げていくと
自分でもうっとりする作品に仕上がるはずです。