Report…2011

2011-10-14

イタリア刺繍の中でもすっぽりと生地をなくしてしまったところにまるでかぎ針編みのように
刺繍針で模様を入れ込んでいくレティチェッロはハーダンガーを長年刺してきた上級者には是非刺してみたくなる手法です。
少しずつ模様の刺し進め方が私の中で画一されてきたので刺し手の上級生徒さんと共同で「こうした方がきれいかも・・」
「ここはひねりを入れた方が・・」なんてお願いしながら作品が出来上がっていきます。
美しいでしょう!!自宅教室Sさんの作品です。Sさん最後まで手を抜きません。
普通は中央模様とすぐ周りのサテンステッチでふうふうしてしまうのですが
両サイドにまた抜き場を作りそしてその周りにきちんと美しくピコットの入ったドロンワーク。
阿吽の呼吸で三つ折巾も決まり素敵な作品が出来上がりました。私まで鼻がタカイデス。

そして今日こちらはUさんの作品が出来上がりました。
6月28日のreportで私が起こしていたパターンが作品となって出来上がってきちゃいました。脱帽です!
こちらはレティチェッロに加え中央にフィレレースの手法も加えそして周りには細いドロンワークの溝が4本。
これが1枚の布だったとは思えません。

それぞれお2人ともまた新しい作品にチャレンジ中です。
私も皆さんと一緒に傍観することにします。