Report…2012

2012-07-20

いよいよ一番奥の間に到着です。
病気の間なんて言ってごめんなさい。
それくらい素晴らしく刺繍に熱中してくださった方の大切な作品群です。

大きさや刺繍量それにほぼ比例しての技量で区分させていただき一番奥の間での出番となりました。
前回の展示から約2年ですのでその間にお刺しいただいたものですからその熱意を持続させてくださった作品群。
本当に頭が下がります。
う~んほんと一つずつアップにして解説をつけたい!
作品にはとりあえず本やサンプルと同じものを刺してみたい・・と思って始めるもの
それからご自分のお宅のテーブルや窓枠等に合わせて刺してみたい・・と思って始めるものの2通りがあります。
いずれにしても手を動かす、刺すという単純な作業なのにその積み重ねがこんな素敵な作品を生み出すのです。

例えばこちら。色よく配分されたこちらの作品は原京子先生のご本から。
ハーダンガーを志す方はいつか刺したいと思っているはずです。
相当量の糸を使っていくのでどんどん重くなって冬場は刺しながらブランケット替わりです。
夏は・・・!グリーンやオレンジの糸も入り全体のバランスを見ながら多くのステッチを丁寧に丁寧に刺してくださいました。 

こちらはご自宅用のテーブルクロス。中央模様はある本からアレンジしていったのですが
隣の模様との関係を考え変えに変えていったら全く新しい模様にそれも10倍素敵に変身させてしまった素晴らしい作品です。
周囲も中央模様をリンクさせドロンワークも組み込みオリジナルの素敵な作品に出来上ってしまったのです。