Report…2014
フィレレースのフィレはフランス語で網のことで古代の人々が魚や鳥を獲るために作った網から発展し
レースとしてつくられるようになったようです。
漁師の奥さんたちが仕事の合間を見て刺し始めたのでしょう。
私のところには数冊フィレの図案集がありますがクロスステッチの図案としても使えるので重宝しています。
最近ハーダンガ―に物足らない多くの生徒さんがフィレを始めていますが
初めのネットかがりがねえ~と遠のいている方も多くおられます。
先日そんな方々のためにインターロック地を購入してみましたよ。
これを使えばいきなり模様に入れます。画像の模様も2~3時間あればすぐこの通り!
私はやはり遠回りをして自分でネットを作りますがこんなお遊びも楽しい、楽しい!
週末はイタリア刺繍の展示を見てその後越前屋さんの洋書の展示を見、註文を数点し、
それから丸善をチェックしぐるりと都心を1人でふらふらしてまいりました。
怪しい目つきなのはいつものことですが歩きながら様々な事を考えまた何か引き付けるものはないかと
きっと外から見たら危ない人かもしれません。
先日もラオス帰りの友人とランチをするために二子玉川をうろうろ。
アンティークショップでちょいと素敵なものに出合いました。
約100年前の状態の良いラウンドのトレイ。
ね、なかなかよろしいでしょ。これに一面刺繍します。 それからしたいことがあと2つ。1年とっても忙しいことになりそうです。 |
湘南台教室Sさんの大きなクロスが出来上がりました。
出来上がりサイズ120㎝角。製作期間約10ヶ月でこんなに大きな作品を完成させてくださいました。 |
自宅教室にお通いのKさんはお友達3人とご自分の分・・・と言って
この度トレイをお作りになりました。
同じデザインを生地の色や糸の色を変え同時に4枚作成です。
前にもKさんはコースター16枚を作ったことがおありですが同じステッチを
流れ作業のように刺していき枚数分刺し終ったら次へ進むというオートメーション方式で
作り上げる達人?でございます。
今回も手慣れたもので4枚着々とお進めになりました。
トレイはいつもお願いしているお教室の生徒さんのご主人様N氏にお願いし
作品にぴったりサイズに仕上げていただきました。
出来上がったトレイはお友達に見ていただいてお気に入りの色を選んでいただき残りの1つをご自身のものに
なさるそうです。そんな話を他の生徒さんにすると私もお友達にないたい!と口々におっしゃいます。
2014 のDMCのカタログが届きました。
パラパラとページをめくるとムムッちょっと素敵なものを発見!
福井県鯖江市のめがねフレーム素材から生み出される手芸アイテムコレクションを見つけました。
鯖江めがねフレームの主原料は含有量70%の綿花を使ったアセテート素材なのだそうで
その優しい素材で作られた発色のきれいな刺繍枠。
早速ブラウンを取り寄せてみました。
刺繍枠は金具に糸が引っ掛かりイライラするので後ろバネのもの、後側につまみがあるもの等
いろいろ使ってみましたが結局使い勝手が今一つで金具タイプに戻りました。
あとは枠の当たり具合が問題で生地を巻いたりしてみますがこのアセテートは少しあたりが柔らかいかもしれません。
それより持っているだけでおしゃれな豊かな気持ちにさせる逸品です。
色違いもも5色、黄色や赤もあるとか・・ きっと刺繍の手も進むことでしょう。