Report…2010

2010-07-01
作品展からプラスアルファ第1弾はドロンワークです。




ドロンワークは糸をドローンする、糸を引き抜くという意味です。
横糸を抜いてしまってラインを作り残った縦糸で模様を作ります。
ドロンワーク単独でボーダーのように使うこともありますが今回はハーダンガーやシュバルムの
作品の仕上げのコーナリングとして使用しています。
「ハーダンガーとの違いは何ですか?」とよく質問を受けますがまとまった横糸を抜いてライン模様を作るのが特徴です。
画像のように仕上げのラインとすると4コーナーがぽっくりと穴が空きます。そこに様々な模様を入れるのも楽しい作業です。
一番大変なのは模様を刺すことより模様がちょうど割り切れる数で入ることを考え作品の中央から目数を数え、
何模様入るかバランスは美しいかを見極めることです。
最近お教室ではドロンワーク人気が高く多くの方が挑戦なさっています。