Report…2011

2011-04-21

私のお教室にフランス刺繍の先生をなさっている方がいらっしゃいます。
お忍び?というほどではありませんがご自分の巾を広げるため様々なステッチにチャレンジしてくださっています。
私の母くらいのご年配にもかかわらずとても好奇心旺盛でいつも笑顔で「私は刺繍だけの女なの」なんて可愛いことを
おっしゃいます。
ご自分の方の作品の締め切りが迫ると徹夜も平気でなさり尖った針を使うフランス刺繍ですので
左の中指を針で刺しすぎて膿んだりしても顔色変えずに刺し進めていく姿は私のお手本です。

画像は「先生作っちゃったわ!」とちいさなトートバッグを見せてくださったもの。
ハーダンガーとフランス刺繍を見事に勝手にアレンジしてしまいます。
生地の目数を追って刺すハーダンガーとフリーで下絵を描くフランス刺繍。
バラの花びらのロング&ショートステッチはさすがです。花びらの流れに沿って
きれいな曲線がでていて一朝一夕には刺せない技術があります。
たまに冊子の図案にこんな合体物があると他に刺せる人はいないからと難しいものをお願いしてしまいます。
今もアウトラインステッチがくねくねと廻るデザインをお願いしているところです。