Report…2014

2014-03-15

 

私のところではツワイガルトのダブリンという麻生地をよく使用しますが
自宅教室にお通いのSさんがある日そのダブリンの生地の色物を持っていらっしゃいました。
伺うとお友達がダブリンをさくらんぼで染めた生地を見つけてプレゼントしてくださったのだそう。
調べたところさくらんぼの枝で染めたもののようで曙色のような朽葉色のような
柿色のような・・・何とも言えない優しいお色。
「これで何かさらっと刺したいワ。」と色々な冊子からサテンの美しい模様を選びあとこの本の
ここの部分とこの本のここの部分を・・・と相談しながらパターンを決めていきました。
糸も白やECRUに逃げないで同色で行きましょ・・と#950を選択。
そうして丁寧に刺し上げこんなに素晴らしい作品が出来上がりました。
サテンがきらきら光ってとってもきれいです。

 

 


Sさんは1グループからは《会長》なんて呼ばれていていつもお教室を和ませてくださるお姉さまです。
そんなお人柄の出る優しい作品です。
お嬢様のご結婚に合わせてリングピロウを刺しながら同時進行で着実に仕上げてくださいました。