Report…2014

2014-07-24

自宅教室に東京から車に乗って通ってこられるMさんとYさんはお子様の学校を通じて知り合った
仲良しさん。そのYさんが春に「せんせ、娘を連れて来ていいですか。」とおっしゃるのでお教室の後
一緒にお出かけになるかなにかで・・と思い どうぞ~というと「娘が針を持ちたいというので・・」というお話。
じゃ春休みに・・ということでママと一緒に中学2年生のMちゃんがいらっしゃいました。

ママが刺している間何をする?クロスステッチ?と尋ねるとそうじゃない、しっかり作品になるものを
教えてほしい!とのご回答。私が体験用に用意しているハーダンガーのキットをお見せしたら
是非やりたい・・と目を輝かせます。
中学2年生のやる気を持ったお嬢ちゃんは他のどなたよりのみこみが早い!!そして1回説明しただけで
着実にこなされます。せっかちとは違いきっとここはこうなるだろうとの予測もでき先への足掛かりを
準備して私が説明にくる順番を待ちます。スポンジがお水を吸い込むようなしなやかな脳みそ。
家にお帰りになってからすぐに出来上がりの画像を添付して見せてくれました。

それが春のこと。今度は夏休みにね・・と約束をし、夏前にママに生地とパターンと糸をお渡ししたら
きちんとしつけをして夏休み初日に来てくださいました。
他の生徒さんと一緒に交じってのお教室も楽しく進み、ママと話しながら針を進める感じは
とても和やかで周りの生徒さんも気持ちがほんのり。
まだちいちゃなお嬢ちゃんをお持ちの生徒さんもあんな風に同じ時間を過ごすようになれたら・・と
おっしゃっていました。

 

私はといえば娘が2人おりますが2人とも針を持ちません。いつも生徒さんからも「お嬢さんたちは
おやりにならないの?」と質問を受けますがこの度改めて何故かしら?と考えたら
私は子供達のお昼寝の合間に・・とか塾に行っている間に・・とか針を持つ時間は自分の子育てのはけ口に
自分が悦に入る唯一の場所にしてしまっていたからでした。今でも「ママは針を持たせておけばおとなしい。。」
と言っていますがそういう環境を自分がこさえてしまったのだと大いに反省しました。
(でも多分、自分の娘には教えられないとオモイマス。)


Mちゃんを見るにつけ優しくMちゃんの目線でお話をしているYさんのママぶりも羨ましくと同時に
素敵なお嬢さんに成長してね・・と応援したくなっていまいます。


私は後戻りできませんので邁進あるのみ。マグロ泳ぎ続けます。。 

 

  

Mちゃんは夏休みの間もう一度お見えです。